「キミキス-various heroines 4」感想

キミキス 4―various heroines (ジェッツコミックス)

キミキス 4―various heroines (ジェッツコミックス)


その実験、僕にも手伝わせてください!


単行本の発売が待ちきれず、途中まで立ち読みをしていたんですが、これを立ち読みするのはいろいろと問題があるんですよね。体の上の方も、下の方も。まさかコンビニでニヤニヤすることもできないので、今日この日までずっと我慢してました。耐えてました。


感想を「エロい」の一言に集約されている方は多いかもしれませんが、このマンガの魅力はそれだけじゃないと思うんです。主人公にイライラさせられることもないし、ヒロインはみんな可愛いし。そして何より、「過激な描写があるのに直接的な描写がない」というこの寸止め感がたまんねぇ。って、結局「エロ」かよ!


少年漫画に見る「おっぱい」や「パンツ」のように、ある程度制限されてる中での「キス」は本当にすばらしいものであります。第3話で初めてキスをして、そこからひたすらキスをしている2人ですが、そのたびに違ったシチュエーションで、違った気持ちで、違った反応で。


主人公の相原によって、少しずつ変わっていく二見さんを見ていると、なんだか読んでるこっちまで幸せな気持ちになってくるというものです。単行本1冊という短い中で、ヒロインの変化をここまで魅せてくれるのはお見事。冷静に考えてみれば有り得ない話でも、無理のない理想的な話になっています。


ちなみに、とらのあなで単行本を購入すると、8P名場面ネーム集がついてきます。こちらの方は「名場面」を抽出しているだけあって、本編よりエロい仕様。発売日の朝10時過ぎに買いに行ったわけですが、他のマンガより少なくなっていたような、ないような。買いたい方はお早めに。


そしてもう1つ。「ヤングアニマルあいらんど」Vol.7のほうには、現時点では単行本に収録されていない特別編と単行本の別カバーがついてきます。こちら方が単行本よりちょっと高いので、東雲先生の「キミキス」だけを目当てに買うのはちょっと難しいかもしれませんが、僕は買っちゃいました。*1


この特別編もなかなかのもので、本編以上に見せつけてくれちゃってますよ。菜々ちゃんには同情というか、共感というか。できれば単行本に収録してほしいものです。2009年早春発売の5巻ともども、心待ちにしております。もとい、悶え待ちしております。

*1:値段を確認しないで買って、後でレシート見て驚いたというのがホントの話