「ミカ×ミカ!」感想

ミカ×ミカ! (文春文庫)

ミカ×ミカ! (文春文庫)

たまにはライトノベル以外の本も読んでみましょうか。


というわけで、男女の双子ってエロいよな?でオススメされてた「ミカ!」と、その続編「ミカ×ミカ!」を読んでみました。かなりダメダメな理由な気がするけど気にしない。


「ミカ×ミカ!」の巻末には「ミカは本当にかわいい。食べてしまいたいくらいだ。」なーんて、ちょっとアレな解説が載ってますが、まさにその通りでした。ラノベとはちょっと違うけど「小学館児童文化賞」をとっただけあって、子供が読んでもおもしろい作品となっています。その一方で、大人が読んでもおもしろいんですが。


きっかけは「エロいよな?」の一言だったけど、この作品に関しては「エロい」という表現は似合いません。でも、この作品の甘酸っぱい感じがたまらなく好きで、双子の自然な関係がたまらなくうらやましい。


作中の双子、ミカとユウスケはまさに理想の関係でした。そして、男勝りだったミカが恋をし、ユウスケも恋をする。家族関係はちょっと複雑だけど、嫌な感じがほとんどしません。語り部のユウスケと、普段から使われている関西弁がとてもうまく機能しているおかげでしょうか。


ユウスケがちょっと大人びていて、ミカがちょっと元気すぎるくらいだけど、コイツらには憧れます。ミカがオトコオンナと呼ばれたように、僕もまだまだオトナコドモなのかもしれません。